アスティナの飼い方

自動車検査場に行こう
さて、次はいよいよ自動車検査場に出向きます.
手持ちの工具は、ほとんど全て持参した方がいいでしょう. 何が起こるかわかりませんから.

また、検査場の場所は、あらかじめ下見できると、当日、道に迷わなくてすみます. ← 実話です(^-^;
その時、必要書類を購入しておいたり、検査ライン等の施設と検査の様子を見学して置けば最高です.


  1. 手数料等の納付
    当日、陸運局についたら、陸運事務所の隣の「陸運協力会」(地域によって 名称が違うかもしれません)に行きましょう.
    最初に、重量税と検査手数料を納付し、印紙をもらいます.
    次に必要な書類を購入. 書類を販売している窓口で「車検に必要な書類を 一式下さい」と言えばOKです.

  2. 書類記入、車検受付
    • 書類が揃ったら、陸運事務所に入り、必要事項を記入しましょう.
      書類と言っても、別に難しい事はありません. 記入に必要なデータは、 全て車検証に書いてありますし、落ち着いて間違いがないように記入して下さい.
    • 記入が終わったら、揃えて車検受付窓口に提出します.
      この時、ユーザー車検の予約番号を伝えましょう.
      また、24ヶ月点検を後回しにする時は、はっきりと、その旨を伝えましょう.

      書類に不備がなければ、「検査ラインで検査を受けてね」って言われます.(^-^)

  3. 検査ラインに並ぶ前に
      外観検査の時に、ナットのゆるみがないかチェックする事があるので その時に慌てないように、あらかじめホイールキャップを外しておくと良いですね.
      また、ボンネットの中も、検査官がチェックするので、あらかじめボンネットの ロックを外しておくと良いでしょう.
      そして、バインダーの一番表に、「自動車検査票」をはさんでおきましょう.
      覚悟ができたら、クルマに乗って検査ラインの行列に並んで、順番を待ちましょう.

  4. 外観検査
      検査棟の前で待ってる間に、検査官がやってきて、外観検査を行います.
      検査官に「自動車検査票」を渡すと、、、、、
      • 窓ガラスやライトのレンズ類にキズがないか?
      • ライト類は全部点灯するか?
      • ワイパー&ウォッシャーは使えるか?
      などなど次々に指示を出すので、その通りに操作して下さい.
      次に、ボンネットを開けて(自分で開けないといけない)車台番号とエンジン型式のチェック.
      後は、ホーンボタンのラッパマークやハンドルの遊び等を見ておしまい.
      自動車検査票に印鑑を押して、返してくれます.
      次はいよいよ検査ラインの自動検査機に挑戦です.


  5. ライン検査 サイドスリップ検査
      検査工場に入ったら、まず、再検査項目選択用のスイッチボックスが出迎えてくますが、 再検査の時以外は無視しましょう.
      最初の検査は、サイドスリップ検査です. 検査装置は、床にしいてある鉄板です.
      目の前の電光掲示板に「サイドスリップ ゆっくり進む」と言う表示が出たら、鉄板の上を、まっすぐゆっくりと通過して下さい.
      電光掲示板に「◯」が表示されたら、次の装置に進んで結構です.

  6. スピードメーター検査
      次の検査装置では、タイヤをローラーに乗せて、スピードメーター、 ヘッドライト、前後ブレーキ、サイドブレーキ等をチェックします.
      まずは、スピードメーター.
      タイヤをローラーにきちんと乗せたら、電光掲示板の指示通りに、 ギアを入れてアクセルを踏み込んで、時速40km/hになった時点でパッシングをすればOKです.
      慣れないうちは、アクセルを踏むのが恐く感じますが、落ち着いて通常通り操作しましょう.


  7. ヘッドライト検査
      電光掲示板に、「ヘッドライト検査 ハイビーム」と言う表示が出たら、 指示通りにハイビームにして点灯してください. あとは、測定器がクルマの前に出てきて、勝手に調べてくれるので、 無事に「ヘッドライト検査 ◯」が表示される事を祈りましょう.(^-^)

      実は、アスティナの場合、もっとも不合格を出しやすいのが、このヘッドライト検査です.
      純正のヘッドライトは、古くなると極端に光量が落ちますから、光量不足でケられるんです.
      あらかじめ、ヘッドライトを交換しておくのが一番ですが、間に合わなかった時は、アクセルを少し 踏み込んで、発電量を増量すると、OKが出る事もあります.

  8. ブレーキ検査
      次に、ブレーキ検査です.
      ローラーが勝手に回り出し、電光掲示板に「フットブレーキ踏む」と言う指示が出たら、 ゆっくりとタイヤがロックするまで、ペダルを強く踏み込みましょう.
      この時、座り方が中途半端だと、ロックする程強いブレーキが踏めないので、腰をしっかり 引いて深く腰掛けておくと良いでしょう.
      次は、サイドブレーキ検査です. フットブレーキの時と同じ様に、落ち着いて強く引き上げるのがコツです.

      この検査で「◯」が表示されたら、「自動車検査票」をスタンプ装置に差し込んで、◯印を付け、次の検査に進みましょう.


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Authored by Hisashi Nakahara, 1998-99