| アスティナの飼い方 |
- 下回り検査
今度は、地面に穴があいてます. 落ちない様にあわてずに(笑)、穴をまたいで、
フロントタイヤをローラーに乗せましょう.
今度のローラーは、振動検査装置です. 勝手にゆすられたりしますが、「な、、何事か?」なんて
慌てないで下さい.(笑)
すると、下から検査官が出て来て、色々と指示をします. 指示通りに、エンジンを切ったり、ブレーキを踏んだり、
サイドブレーキを引いたりすれば、下からハンマーでたたいたり、手で揺すったりしながら、ボルトのゆるみや
部品の欠損等をチェックしてくれます.
- 排ガス検査
最後に、排ガス検査. これは完全セルフサービスです.(笑).
アイドリング状態で、排気ガス測定プローブを、マフラーに差し込んで
しばらく待てば、電光掲示板に結果が表示されます.
そして、もう一度「自動車検査票」をスタンプ装置に差し込んで、◯印を
付け、クルマ1台分、前進しましょう.
前進するのは、後続車の検査の妨げにならない様に、、、との配慮です.
- 総合判定
検査棟の出口の窓口に「自動車検査票」を持って行き、総合判定の印鑑を
もらえば、ライン検査は完了です!!
もしも、何かのチェックで「×」をもらった時は、出口の窓口で、どの様に
不合格になったのかしつこく聞いて、自分で調整できる分は調整しましょう.
無理なら、陸運局の近くにある、整備工場に行って、有料で調整してもらう事になります.
ただし、「ユーザー車検可」と書いてある店に行かないと、断られる事もあるので、予め、
この様な店をチェックしておいた方が良いですね.
で、調整が終わったら、再度検査ラインにならび、ダメだった項目のみ、再検査を受けます.
- 車検証交付
ライン検査が終わったら、クルマを駐車場にとめて、陸運事務所の窓口に行って、書類を提出します.
すぐに車検証と検査済ステッカーをもらえるので、忘れずにステッカーを貼り替えておしまい!
(古い検査済のステッカーは風化しているので、なかなかきれいに
はげません. 最初からカッターナイフで、こさぎ落とす様にしてゆっくりはがすと良いですね.
ガラス面に残ったのりは、アルコールやホワイトガソリン等で拭き上げればOKです.)
さあ、これで、あなたのクルマも、無事に車検を通った事になります.
忘れないで欲しいのは、車検に通ったからと言って、これから2年間、壊れずに走ると言う
訳ではないという事.
自分のクルマですから、自分で責任を持って、日々チェックし、問題がある箇所は、自分で整備するなり、
整備工場にお願いするなり、きちんと対処しましょう.
これをやる気がない人は、決して「安いから」と言うだけでユーザー車検に走っちゃダメですよ(笑).
Authored by
Hisashi Nakahara, 1998-99