| アスティナの飼い方 |
日頃のお手入れ法
- ユーノス100のリアウイング取り外し方法
熊本の鈴林さんがユーノス100を廃車にした時、リアウイングの取り外しについて丁寧ななリポートを頂きました.
中央のウィングから解説します。最初にリヤウイングの横にあるネジ2本を外します。下のボルト2本も外し、金具も外しておくと良いでしょう。もちろん左右とも外してください。
上がネジ、下がボルト
次に、内装を剥がします。プラスチックの内装ピンで留まっています。片側4箇所、合計8箇所です。内装ピンの外し方は、まず内側の部分を手前に引き出し、その後外側をこじる様にして外します。
右側を見上げてみたところ
こっちは左側
ピンを全部外したら、ガラス面にそって車内側に力をかけ、内装パーツを外します。全部で5箇所、はめ込み式のロックがかかっています。
外した内装パーツを裏側から見た図。見難いですが、金具がついています
さて、ここでちょっと特殊な工具、ディープソケットが必要です。どんなのかは、例えばツールメーカーKTCさんのサイトなどを参考にして下さい。ホームセンターで店員に聞けば分かります。サイズは10mmのもの。ソケットのみで大体1000円位です。数種類あるのなら、できるだけ深いものを購入した方がよいでしょう。ナットの位置ですが以下の5箇所です。雨漏りで錆びている事が多いと思いますので、外しにくいかもしれません。
右リヤに2箇所
ワイパーモーターの横に1箇所
中央ロック金具の右に1箇所
左に1箇所
次にリアワイパーを取り外します。根本の丸いプラスチックカバーを外します。ドライバーでこじると取れます。ワイパーはナット一つで留まっています。スパナでナットを外したら、アームを立てて引き上げながら左右に揺らすと、ワイパーが外れます。少し固いかもしれませんが、引き抜けます。
左リヤドア付近から見下ろした図。アーム付け根左にあるのが、カバー
リヤウイングを外した方が見やすいかも
LEDハイマウントストップランプの配線を外します。ロック金具の近くにコネクタがあります。
白い部分がコネクタ
後は配線部分のゴムパッキンを、内側からプラスドライバー等で押し出すように外すと、ウイングがポコッと外れます。パッキンを傷つけると雨漏りしますので注意。
次はサイド部分です。センターと同じように、金具を外します。ネジだけで大丈夫ですが、金具が危ないので取り外しておくと良いでしょう。続いてリアシートショルダー後ろの部分を外します。前の方を少し浮かしながら押し出すようにすれば外れます。ただ、弱い材質のパーツなので壊れる可能性が高いです。
普通はここにリヤスピーカーが付いているのでしょうか?
私のは中古で購入した時、2スピーカーでしたので何もありません(苦笑)
外したパーツを裏から見たところ。左の方の金具、右の穴でひっかかってます
外した奥底に、例のディープソケットが必要なナットがあります。少し緩めれば、指先で回す事も出来るようです。ただ、バリが残っていたりするので、怪我しないようにしてください。また、外したナットを非常に落としやすいので、磁石で取ると良いと思います。磁石付きドライバーで取ろうとしたのですが、結局落としてしまいました(T_T)
非常に見難いのですが、中央の奥にあります。
最後のナットはリヤシートショルダーの裏にあります。まずはリヤシート座面を外して下さい。座面左右にロックレバーがあります。
右リヤシート部分。マーカーの下にレバーがあります
ショルダー部分の下にある固定用ナットを外します。手前に一度引いて、ショルダー部分全体を上に引き上げると外れます。
左リア、シートベルトアンカーの所です。
ショルダーに隠れていたディープソケットを使う部分が出てきます。ナットを落とさないように外して下さい。
中央上部の穴がそうです。
あとは、ウイングの真ん中付近にプラスチックのはめ込みピンがありますので、引っ張れば一応OKです。ただ、全体に両面テープが付いていますし、かなり固いです。隙間にドライバーを差し込み、傷が付かないように車体側にタオル等を挟んでこじっても良いかも(責任は持ちません)
外したのを裏から見た図
中央左の白い所がプラスチックロック
右の黒いところがディープソケット必要なネジ
以上でリヤウイングが外れます。
自力で取り外したので、全部取れた時にはちょっと感動してしまいました(苦笑)ウィングが無いアスティナ/ユーノス100は滅多に見ないと思うので、記念撮影してみました。これはこれでアリかもしれません(笑)
ナンバーはもちろん(?)「323」
Authored by
Mr.Suzubayashi, 2002