アスティナの飼い方

日頃のお手入れ法
  1. エンジンオイル交換
    エンジンオイルの交換は、今までディーラーやショップに任せっきりでしたが、 道具さえ揃えば意外に簡単にできます.

    ◆用意するモノ
    1. エンジンオイル (カー用品店などで購入)
    2. オイルフィルター (必要に応じて)
    3.    〃  レンチ ( 〃 )
    4. オイルジョッキ (なくてもなんとかなる)
    5. ジャッキ (なるべくリフト高が高いもの)
    6. リジットラック (俗称「ウマ」)
    7. 廃油ボックス (トイレットペーパーで代用可)
    8. メガネレンチ 19mm (スパナでは無理)
    9. ハンマー (腕力がある人には不要?)
    10. 手袋 (なくてもいいけど、、(^-^;)
    11. レジャーシート (汚れても良いもの)


    オイルフィルターは、カー用品店に行けば、1000円以下で手に入りますが、性能はメーカー純正品の方が 高性能だと言う話も聞きます.

    フィルターレンチは、緩める時にだけ使います. 締める時は素手でしめましょう.
    今回は、右の写真のタイプを使いましたが、少々コツがいるみたいで、大変苦労しました.  いよいよはずれない時は、貫通ドライバーをフィルター本体にハンマーで打ち込んで回すと言う 「奥の手」があるそうです.
    でも、ちょっと高価ですがカップ式のレンチ (ラチェットハンドルが必要)を買っておく方が いいでしょう.

    廃油処理ボックスは、市販品を買ってもいいのですが、なるべく安く上げたいので、 バケツにビニール袋を2重にしいて、その中に、トイレットペーパーをほぐして 丸めた物をいれて吸収させました. 3ロールくらい使えばOKです.
    市販の廃油処理ボックスの中にも、トイレットペーパーが入ってるそうですから、 廃油を「燃えるゴミと」して引き取ってくれる自治体なら、この方法が一番安上がりみたいですね.
    もし、行き付けのガソリンスタンド等で引き取ってくれるのなら、大きなペットボトル2本に 入れて持って行けば、こぼれずに済むそうです.

    ◆作業手順

    まず、ジャッキとリジットラックで、フロントを両方ともリフトアップして、アスティナの下に 潜り込めるスペースを確保します.

    リジットラックの故障等で、クルマの下じきになる可能性もゼロではないので、念のために ホイール等をサイドシルの下に置いておく事をお勧めします.

    次に、エンジンルーム真下にレジャーシートを敷いて、ドレンプラグを探します.  オイルパンの後方、右前輪の近くにある19mmのボルトがドレンプラグです.
    ドレンプラグの下に、廃油処理用のバケツを置いてから、ドレンプラグをメガネレンチで 緩めるのですが、結構きつく締まってるので、レンチをハンマーで叩くと楽です.
    廃油が勢い良く飛び出すので、こぼさないようにバケツで受けて下さい.
    そして、シリンダーヘッドのオイル注入口のキャップを緩めて、5〜10分くらいかけて ゆっくりと廃油を抜きます.
    この時、ジャッキでリフトしてからリジッドラックを外して、一度クルマをリフトダウンしましょう.

    廃油が抜けるのを待っている間に、オイルを規定量、オイルジョッキに移します.
    オイル缶の蓋は、左の写真の様にドライバーの柄等で叩くと簡単に開きます.

    また、オイルフィルターのパッキンに、少しオイルを塗っておきます.  ねじ込む時に、パッキンがよれて破損するのを防ぐためです.

    オイルが十分抜け切ったら、もう一度クルマをリフトアップし、オイルフィルターをセット (道具を使わずに、手で締めるだけ)して、ドレンプラグを締め込みます.
    次に、リジッドラックを外してアスティナを降ろします.
    そして、オイル注入口から、オイルを注入.
    注入し終わったら、注入口の蓋を締め、しばらくアイドリングして下さい.

    最後に、オイルレベルゲージで、オイルの残量をチェックして下さい.
    「L」レベルより少なければ、少量継ぎ足してつじつまを合わせましょう.

    これで完成! 実際にやってみると、思った程難しい事ではありませんでした.ヾ(^o^)/

PREVIOUS HOME MENU NEXT

参考:月刊オートメカニック / (株)内外出版社

Authored by Hisashi Nakahara, 1998