| アスティナの飼い方 |
よくあるトラブル(!?)
- ラジエータ上面にヒビが入る
管理人のアスティナ1号機は、約10万キロを超えた時点で、ラジエータ上面のプラスティックカバーにヒビが入りました.
私はエアコンを使わずに窓を開けて走るので、停車中に前方から、冷却液独特の香ばしい香りが漂って来たので、
ボンネットを開けてみたところ、右の写真の様に冷却液が泡を吹きながら漏れ出しているではないですか(笑)
一般的に、窓を閉めて走っている人が多いと思います. その場合、なかなかにおいに気付かないでしょう.
だから、知らず知らずのうちに冷却水が減って、水温計の針が通常よりも高い温度を示す様になると思います.
または、ボンネットの隙間から湯気が出てくるので気付くかも知れませんね.
応急処置としては、水道水(ミネラルウォーターはダメです)を足しながら、水温計に気を付けて自宅または整備工場まで走る事になるでしょう.
ただし、ラジエータキャップは、なるべく開けないで下さい. 高熱の水蒸気が噴出して火傷する危険が高いです.
リザーバータンクに水を満タンに入れる位にとどめておくのが得策です.
ラジエータキャップを開ける時は、エンジン停止後、数時間たってから、革の作業手袋等で少しづつ回して、
圧力が完全に抜けてから、キャップを外して水を補充すると良いでしょう.
修理法は、いくつか考えられますが、ラジエータの補修業者に、上部のカバーだけを取り替えてもらうのが
一番安上がりだと思います. これは、ディーラーよりも、町の整備工場に問い合わせてみてると良いでしょう.
- ラジエータホースが破裂する!
管理人のアスティナではこのトラブルは未経験ですが、この原稿を書いている直前にも、掲示板に報告が寄せられました.
前ページの「15.マツダB型DOHCエンジンのアキレス腱とは?」と内容が重なるのですが、
冷却系の大動脈とも言えるラジエータのアッパーホースは、高熱の冷却液が通るために、車種に関係なく劣化が早いものです.
さらに、BG系ファミリアのDOHCエンジンでは、このホースの真上に位置するディストリビュータから
エンジンオイルが染み出してくるために、劣化がさらに加速します.
5年/5万キロを超えたら、年に数回は、アッパーホースをつまんで弾力性をチェックしてみて、
おかしいようなら上下とも交換してしまった方が安心ですね.
なお、応急処置としては、ホースが冷えて乾いた状態で、布のクラフトテープでグルグル巻きにして、
その上からタイラップ数本で縛り上げて、水道水を補給しながら走る事になるでしょう.
- リアウインドウバイザー装着時の注意
アスティナのディーラーオプション部品として、人気が高いリアウインドウバイザーですが、
両脇の止め具が窓枠を削ってしまうと言うトラブルが多いそうです. 私も知人から好意で送って頂いたものを、
取り付けてみてしばらくしてから気付きました.
サッシ側はアルミで出来ていますので、ヒドくサビる心配はありませんが、どんどん削れて行くのは嫌ですね.(^_^;
私は、取り付け金具がなるべく内側に来るように締め直し、バイザー中央のステーにプラスティックの足を継ぎ足して
まん中で突っ張る様な感じで、取り付け金具が外側に張り出しにくく工夫しています.
- リアハッチが原因のバッテリーあがり(?)
アスティナのリアハッチのロックが、いつの間にか外れている事があります.
走行中に、段差を乗り越えたりしたタイミングで、後ろから「ガタッ」と言う音がしたら要注意.
もちろん整備工場で調整してもらわないといけませんが、気付かずに放置しておくと、思わぬ弊害があります.
アスティナは、リアハッチが開くと、トランクルームのランプが点灯します.
と、言う事は、リアハッチが開いたまま放置していると、トランクルームのランプが、
じわじわとバッテリーを消費して、いつの間にかエンジンがかからなくなってしまうのです.
全然解決策にはなりませんが、トランクルームのランプのスイッチを切っておけば、少なくともこの二次被害は
防ぐ事ができますね.
後部からの異音には注意しましょう.
- 方向指示器の点滅速度が早くなる
ある日、急に方向指示器のカチカチ音が今までの倍以上に早くなったら、方向指示器の電球が切れています.
方向指示を出したままクルマの外から眺めてみて、どこの電球が切れているのか確認して下さい.
フロントの電球の時は、ココをお読み下さい
- デフロスタースイッチが向こう側に落ちる!
リアウィンドウのデフロスタースイッチや、ヘッドランプの昇降スイッチを押した瞬間に、スイッチが向こう側に
落ちてしまうトラブルが、最近よく報告されています.
いきなりスイッチが落ちたら「すげーボロいぞ、このクルマっ!」って思うでしょうねぇ.(笑)
この場合、メーターフード(5700円)を交換すれば元通りになります.
メーターフードの交換方法は、ココをお読み下さい
Authored by
Hisashi Nakahara, 1998-1999