アスティナの飼い方

マスターシリンダーストッパーの製作
kyuさんから、マスターシリンダーストッパー製作の貴重なレポートを頂きました.
  1. 「マスターシリンダーストッパー」とは?
    ブレーキのタッチを改善する道具の一つです.
    右足でブレーキペダルを踏むと、その踏力はエンジンルーム隔壁の向こうにある倍力装置を経て「マスターシリンダー」に届きます.
    マスターシリンダー以降は、ブレーキフルードがパイプを通って四輪のブレーキユニットまで届きます.
    問題は、ブレーキを踏んだ時に、エンジンルーム隔壁付近にたわみが生じて、マスターシリンダー全体が前方に動いてしまい、踏力の一部が逃げてしまう事です.
    これを少しでも改善するために、マスターシリンダーの動きを規制する金具を取り付ける訳です.

    ただし、メーカーにおける車両設計時には、マスターシリンダーを抑え込む金具の存在を前提としていません.
    隔壁付近がたわむのは当たり前. マスターシリンダーが金具で抑え込まれる分の強度設計をしていない可能性が大です.
    従って、この改造を行って、万一不具合が生じた場合の責任は、オーナーの自己責任となります.
    (このHPに書いてある内容全体が自己責任ですけどね(笑))


  2. 製作
    できるだけ肉厚の厚いステンL字金具×4をM6のボルト&ナット+スプリングワッシャーで組みつけてあります。
    かれこれ3年くらい使ってますが、きっちり締め付けてやれば、ずれ等が発生したことはありません。
    取り付けは、マスターシリンダーのそばにある、エアコンのホース?のステーと共締めしてあります。
    (右写真参照)

  3. フィーリング
    連れにストッパー有無でブレーキを床まで踏んでもらったところ、マスターシリンダーの動きは気持ち少なくなったような、そうじゃないような・・・(笑)
    ただ、フィーリングとしては、とくに奥の方でのカッチリ感があるというか、なしの状態と比べて、踏み込んでいくほどペダル自体が重くなるような感じで結構変わります。
    私の場合(1500でリアがドラム)、リアブレーキのクリアランスを詰めた状態で、特に変わります。
    ブレーキが減ってクリアランスが広くなると、ストローク自体が長くなる分、違いが分かりづらくなりますが。

    以上、分かりづらい点が多いかもしれませんが、ご参考いただければ幸いです。


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Authored by Hisashi Nakahara, 1998-2002